ブログ管理人より
文字起こしまでして山本代表の伝えたいことを理解した。今回の質疑は12分だったが、本当なら経済復活の件で岸田首相と議論予定だったが、急遽急ぎの案件を直訴する形に。奥能登のデイサービスセンターを仮設で作ってほしいというお願いだ。
文字起こしまでして山本代表の伝えたいことを理解した。今回の質疑は12分だったが、本当なら経済復活の件で岸田首相と議論予定だったが、急遽急ぎの案件を直訴する形に。奥能登のデイサービスセンターを仮設で作ってほしいというお願いだ。
以下にざっくりと文字起こししたので、動画とは別に文字で確認されたい方はご参考までに。
日本経済を復活させるため岸田首相と議論する予定だったが急遽変更で
石川県奥能登で様々な声を聴いてきた。
極めて急ぎの案件なので直訴
岸田首相は自民党大会で被災者のためにできることは全てやる、やらなければならないことは必ずやると発言に嘘はないですよね?
総理「嘘はありません」
結論から言います。
能登半島、特に奥能登、高齢者が利用するデイサービスセンターを仮設で作っていただきたい。現在、政府の応急仮設団地での取り組みとは別な話なんです。仮設が難しいならば、代替できる施設などの賃料を払っていただけないでしょうかというお願いです。
奥能登の介護事業者がこのようなお願いを石川県に対してしたときに「恒久的な施設であればいいけど、それ以外はお金がないので無理。仮設は考えていない」と言われたそうです。
高齢者が利用するデイサービス、皆さんご存知のとおり、自宅で暮らす高齢者が日帰りで施設に通い、機能訓練、入浴支援などのサービスを受けるもの。
心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施されていると。
石川県奥能登で様々な声を聴いてきた。
極めて急ぎの案件なので直訴
岸田首相は自民党大会で被災者のためにできることは全てやる、やらなければならないことは必ずやると発言に嘘はないですよね?
総理「嘘はありません」
結論から言います。
能登半島、特に奥能登、高齢者が利用するデイサービスセンターを仮設で作っていただきたい。現在、政府の応急仮設団地での取り組みとは別な話なんです。仮設が難しいならば、代替できる施設などの賃料を払っていただけないでしょうかというお願いです。
奥能登の介護事業者がこのようなお願いを石川県に対してしたときに「恒久的な施設であればいいけど、それ以外はお金がないので無理。仮設は考えていない」と言われたそうです。
高齢者が利用するデイサービス、皆さんご存知のとおり、自宅で暮らす高齢者が日帰りで施設に通い、機能訓練、入浴支援などのサービスを受けるもの。
心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施されていると。
災害で被災した施設を修繕するのにお金がかかるだけでなく、工事関係業者があまりにも忙し過ぎる。見積さえ取れない状態だといいます。
再開の見通しも立たない、そういった声いくつも聴きました。
問題を5つに分けます。
(1)現在、在宅で避難している高齢者にも必要なサービスの提供ができていない。例えば、入浴。災害前は毎日サービスを提供できていたが、現在はNGO、NPOの助けで巡回で週1回の提供がやっとである。現在もなんとか使える建物でサービス提供する者もいるが、お茶を飲んだり健康相談に乗ったりはするけれども本来の活動が行えていないと。限界があると。
(2)現在、奥能登では二次避難などでサービス利用者が減り、収入を大きく減らした介護事業者は職員の雇用を維持することが難しい状態である。事業者の資金が枯渇するまでに猶予があまりない。国による底上げがなければ事業の継続が難しい。
(3)このままでは現在二次避難をしているが、この先奥能登に戻って余生を過ごそうと考えていた高齢者が受けられるサービスを提供できる事業者、介護者、これ確保ができない状況になってしまう。つまりは、受け皿がなくなる。
(4)受け皿がない、または普通のサービスを受けられない土地に高齢者を帰せないとなれば、奥能登に人が戻らなくなる。
(5)今のままでは奥能登の介護体制は崩壊。コミュニティを守るどころの話ではなくなる。
これが現場の悲鳴です。職員の中には金沢などに避難したり、家族の都合で退職する者もいますが、なんとか踏ん張って残っている人たちもいます。
予測のつかない近い将来のために事業者はなんとか雇用を維持して職員を抱えようとする。その場合、給料を払わなければなりません。介護の受け皿がない、なんとか受け皿はあっても機能していない、キャパが縮小されているなどの状態があれば、家族としても父母、祖父母を地元に帰すわけにはいきません。現在、社協を含む介護事業者を政府が支えなければコミュニティは崩壊。奥能登はゴーストタウン化する恐れもあります。まずは仮設でデイサービスを提供できるようにしていただけないですか。
再開の見通しも立たない、そういった声いくつも聴きました。
問題を5つに分けます。
(1)現在、在宅で避難している高齢者にも必要なサービスの提供ができていない。例えば、入浴。災害前は毎日サービスを提供できていたが、現在はNGO、NPOの助けで巡回で週1回の提供がやっとである。現在もなんとか使える建物でサービス提供する者もいるが、お茶を飲んだり健康相談に乗ったりはするけれども本来の活動が行えていないと。限界があると。
(2)現在、奥能登では二次避難などでサービス利用者が減り、収入を大きく減らした介護事業者は職員の雇用を維持することが難しい状態である。事業者の資金が枯渇するまでに猶予があまりない。国による底上げがなければ事業の継続が難しい。
(3)このままでは現在二次避難をしているが、この先奥能登に戻って余生を過ごそうと考えていた高齢者が受けられるサービスを提供できる事業者、介護者、これ確保ができない状況になってしまう。つまりは、受け皿がなくなる。
(4)受け皿がない、または普通のサービスを受けられない土地に高齢者を帰せないとなれば、奥能登に人が戻らなくなる。
(5)今のままでは奥能登の介護体制は崩壊。コミュニティを守るどころの話ではなくなる。
これが現場の悲鳴です。職員の中には金沢などに避難したり、家族の都合で退職する者もいますが、なんとか踏ん張って残っている人たちもいます。
予測のつかない近い将来のために事業者はなんとか雇用を維持して職員を抱えようとする。その場合、給料を払わなければなりません。介護の受け皿がない、なんとか受け皿はあっても機能していない、キャパが縮小されているなどの状態があれば、家族としても父母、祖父母を地元に帰すわけにはいきません。現在、社協を含む介護事業者を政府が支えなければコミュニティは崩壊。奥能登はゴーストタウン化する恐れもあります。まずは仮設でデイサービスを提供できるようにしていただけないですか。
大きな被災を免れた施設、そういったものを代替として使えそうな物件を使うという手もあります。しかし、その支払い、年間で300万、400万、500万になってしまう。この先、どれくらいの利用者が戻るか分からない中で、事業者が自前で踏み出してしまった場合、予想よりも事業者が帰って来なければ資金がショートしてしまい、遅かれ早かれ事業を畳まざるを得なくなります。
総理がおっしゃるコミュニティを守る、そのために絶対的に必要なインフラ、介護、福祉、保険、医療、デイサービスを提供できる仮設、早急に作っていただきたいんです。
仮設が難しいなら、物件借りてサービス提供する場合、その賃料であったり、かかる設備、国で持っていただけないでしょうか。
職員の雇用にも問題はあります。どれだけの人が戻ってくるかは分からない。いま元々職員として働かれていた方々は継続して雇用している事業者が多いようです。地域利用者のことをよく理解して故郷をなんとか守ろうと使命感に燃えている人たちが多いそうです。
この災害で従業員をつなぎ止めるために、雇用調整助成金が出ます。休業期間、雇用主は賃金の6割以上を労働者に支払い、その8割を国がカバーする。でも、全産業平均100万円安い所得の介護従事者をさらに少ないお金でつなぎ止めようとするのはさすがに厳しいのではないでしょうか。
ある介護者の方、地震前は3つあった施設が今は2つ被災して使えなくなってしまった。小さな場所で地元に残った少人数の高齢者にサービスを提供している。二次避難から帰ってくる人、これ増えたとしたら、対応できそうですかと私がそう聞いたら今の場所では無理ですね。違う場所が必要になると思います。あとそのときに職員がどれくらい残っているか、これが非常に重要なことだと思いますと教えてくれました。
他に事業者にも話を聞くと、この仕事を商売として考えたことはないけれど、商売ベースとして話すと、無茶苦茶薄利多売なんですよと。介護保険事業でちゃんと利用者が入ってこないとお金回らない。絶対事故を起こさないためにも職員の配置も厳格にやるし、利用者が1人減っただけでも収入には大きなダメージがあると。
災害前で100人と少しぐらいの登録者がいましたけどね。みんなが毎日施設に来るわけではないですよ。それぞれが週3回利用する感じです。イメージだと毎日20人ぐらいの利用者かな。これだとなんとか赤字出さずにいけるんですけど、いま少人数だから経済的には回せません。厳しい。心折れそうですね。そうコメントくださった方、この介護事業所では基金を使ってなんとか持ちこたえているそうです。その基金とやらでいつまでいけそうですかということを聞くと、このままだと夏を越えるまでに資金は枯渇する。
他の事業所の方はこのままだと次年度前半6月にはショートする。他の事業所で聞いた話では、数カ月後にはお手上げです。そういう方もいらっしゃいました。
雇用される側にとっても不安でしょうがない状態なはずです。お話を伺った介護従事者のお一人は共働き、最悪この先資金繰りが厳しくなってここがつぶれたとしても旦那の稼ぎで贅沢しなければやってゆける。今地域の恩返しのつもりでやっているんですよとおっしゃっていました。
総理がおっしゃるコミュニティを守る、そのために絶対的に必要なインフラ、介護、福祉、保険、医療、デイサービスを提供できる仮設、早急に作っていただきたいんです。
仮設が難しいなら、物件借りてサービス提供する場合、その賃料であったり、かかる設備、国で持っていただけないでしょうか。
職員の雇用にも問題はあります。どれだけの人が戻ってくるかは分からない。いま元々職員として働かれていた方々は継続して雇用している事業者が多いようです。地域利用者のことをよく理解して故郷をなんとか守ろうと使命感に燃えている人たちが多いそうです。
この災害で従業員をつなぎ止めるために、雇用調整助成金が出ます。休業期間、雇用主は賃金の6割以上を労働者に支払い、その8割を国がカバーする。でも、全産業平均100万円安い所得の介護従事者をさらに少ないお金でつなぎ止めようとするのはさすがに厳しいのではないでしょうか。
ある介護者の方、地震前は3つあった施設が今は2つ被災して使えなくなってしまった。小さな場所で地元に残った少人数の高齢者にサービスを提供している。二次避難から帰ってくる人、これ増えたとしたら、対応できそうですかと私がそう聞いたら今の場所では無理ですね。違う場所が必要になると思います。あとそのときに職員がどれくらい残っているか、これが非常に重要なことだと思いますと教えてくれました。
他に事業者にも話を聞くと、この仕事を商売として考えたことはないけれど、商売ベースとして話すと、無茶苦茶薄利多売なんですよと。介護保険事業でちゃんと利用者が入ってこないとお金回らない。絶対事故を起こさないためにも職員の配置も厳格にやるし、利用者が1人減っただけでも収入には大きなダメージがあると。
災害前で100人と少しぐらいの登録者がいましたけどね。みんなが毎日施設に来るわけではないですよ。それぞれが週3回利用する感じです。イメージだと毎日20人ぐらいの利用者かな。これだとなんとか赤字出さずにいけるんですけど、いま少人数だから経済的には回せません。厳しい。心折れそうですね。そうコメントくださった方、この介護事業所では基金を使ってなんとか持ちこたえているそうです。その基金とやらでいつまでいけそうですかということを聞くと、このままだと夏を越えるまでに資金は枯渇する。
他の事業所の方はこのままだと次年度前半6月にはショートする。他の事業所で聞いた話では、数カ月後にはお手上げです。そういう方もいらっしゃいました。
雇用される側にとっても不安でしょうがない状態なはずです。お話を伺った介護従事者のお一人は共働き、最悪この先資金繰りが厳しくなってここがつぶれたとしても旦那の稼ぎで贅沢しなければやってゆける。今地域の恩返しのつもりでやっているんですよとおっしゃっていました。
他にも正直次の仕事を見つけないと、次の仕事何にしようと考えながらここで働いていると。でも、やっぱり残った利用者さんのことを考えたらなかなか踏ん切りがつかないんです。そういう言葉をくださった方もいらっしゃる。
雇用する側もされる側も不安でしょうがない中、必死で地域のために利用者のために踏ん張ってくださっている状態です。
残念ながら、国が本気で支援しなければこういう状態も長く続かないと思うんですよ。資金がショートするっていう物理的リミットが目の前に迫っているからですね。
このままでは、コミュニティを守るそれどころじゃないんです。冒頭の話に戻ると、高齢者が利用できるサービスを提供する施設はコミュニティを守るために絶対に必要なインフラの1つ。
高齢者が安心して暮らせるためのサービスがなければ、見守りがなければ、家族は奥能登に親を帰せません。家族もいっしょに戻る、そういうこともできません。
奥能登のコミュニティを崩壊させないというなら、絶対に必要なインフラである高齢者施設を今から施設や雇用を守って維持しておかなければいけません。
何度も繰り返しますが、石川県は恒常的な施設以外は作れない。仮設に出せるお金はないそうです。
総理、デイサービスを提供できる仮設、既に取り組んでいる部分ではございません。その仮設を新しく建設する、ニーズに合ったものを作ってゆくことを宣言していただけないでしょうか。
総理「(長ったらしい答弁)」
ありがとうございます。是非ですね、地元の事業者の方々、そして職員の方々がおっしゃった、そういう声をすくい上げて何としてもコミュニティを守るために今から守っておかないと戻ってきたときに対応できませんっていう状態じゃ定着できないと、是非なんとか能登を再生させたいという総理の想いにね。そういうような介護体制を今から作っていただきたい。
まずは仮設で。仮設が無理なんだったら代替施設で。そういうことで支援の手を、県でできないのであれば、是非国が先回りをしてやっていただきたいというお願いでございます。
で、もう1つあります。先ほどの話ですけれども、やはり従業員をおさえておく、つなぎ止めておくのに非常に大変な思いをされていると。なかなか難しい。先ほども言いました。
介護従事者の所得、・・・災害前と同じ給料がちゃんと保証されるように、同額以上でも、そういう支援をお願いしたい。
総理「(長ったらしい答弁)」
厚労「(長ったらしい答弁)」
はい、雇調金では人をつなぎ止めることは難しいんです。ご存知のとおりです。なので、厚生労働大臣にはお願いしませんでした。総理にお願いしております。
是非ですね、これだけの災害があったところ、ちゃんと復興できるんだ、それを伴走したのが岸田総理だと、しっかり介護を守った、職員を守った、ということが後に残りますように、是非ご支援の程、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
雇用する側もされる側も不安でしょうがない中、必死で地域のために利用者のために踏ん張ってくださっている状態です。
残念ながら、国が本気で支援しなければこういう状態も長く続かないと思うんですよ。資金がショートするっていう物理的リミットが目の前に迫っているからですね。
このままでは、コミュニティを守るそれどころじゃないんです。冒頭の話に戻ると、高齢者が利用できるサービスを提供する施設はコミュニティを守るために絶対に必要なインフラの1つ。
高齢者が安心して暮らせるためのサービスがなければ、見守りがなければ、家族は奥能登に親を帰せません。家族もいっしょに戻る、そういうこともできません。
奥能登のコミュニティを崩壊させないというなら、絶対に必要なインフラである高齢者施設を今から施設や雇用を守って維持しておかなければいけません。
何度も繰り返しますが、石川県は恒常的な施設以外は作れない。仮設に出せるお金はないそうです。
総理、デイサービスを提供できる仮設、既に取り組んでいる部分ではございません。その仮設を新しく建設する、ニーズに合ったものを作ってゆくことを宣言していただけないでしょうか。
総理「(長ったらしい答弁)」
ありがとうございます。是非ですね、地元の事業者の方々、そして職員の方々がおっしゃった、そういう声をすくい上げて何としてもコミュニティを守るために今から守っておかないと戻ってきたときに対応できませんっていう状態じゃ定着できないと、是非なんとか能登を再生させたいという総理の想いにね。そういうような介護体制を今から作っていただきたい。
まずは仮設で。仮設が無理なんだったら代替施設で。そういうことで支援の手を、県でできないのであれば、是非国が先回りをしてやっていただきたいというお願いでございます。
で、もう1つあります。先ほどの話ですけれども、やはり従業員をおさえておく、つなぎ止めておくのに非常に大変な思いをされていると。なかなか難しい。先ほども言いました。
介護従事者の所得、・・・災害前と同じ給料がちゃんと保証されるように、同額以上でも、そういう支援をお願いしたい。
総理「(長ったらしい答弁)」
厚労「(長ったらしい答弁)」
はい、雇調金では人をつなぎ止めることは難しいんです。ご存知のとおりです。なので、厚生労働大臣にはお願いしませんでした。総理にお願いしております。
是非ですね、これだけの災害があったところ、ちゃんと復興できるんだ、それを伴走したのが岸田総理だと、しっかり介護を守った、職員を守った、ということが後に残りますように、是非ご支援の程、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
※用語の説明
機能訓練
「歩く」「腕をあげる」など日常生活に必要な基本動作の改善や維持を図るために行います。
「歩く」「腕をあげる」など日常生活に必要な基本動作の改善や維持を図るために行います。
社協(社会福祉協議会)
民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織です。
続きはこちら
民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織です。