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谷口真由美氏「女性参入にハードル」 大阪ダブル選アップデート敗北
2023/4/9 23:18 産経新聞
午後8時、早々と流れた敗戦の一報。支持者が集まる大阪市内の会場が静まり返る。大阪府知事・大阪市長のダブル選で「大阪維新の会」の両候補に対抗すべく政治団体「アップデートおおさか」から知事選に挑んだ谷口真由美氏(48)は「敗因は分析できていないが、被選挙権を行使できたのは幸せなこと」と語り、大阪市長選で敗れた北野妙子氏(63)は「首長選に女性2人が出たことは歴史的なこと。今後の糧にしてもらえれば」と淡々と語った。
いずれも「市民派」を打ち出して政党色を薄め、自民党や立憲民主党などは「自主支援」の形で後方に回って支える形を取った。長年にわたる「維新政治」の評価が大きな争点をなす中で、維新が大阪誘致を推進してきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について「反対」の立場を明確にすることで対立軸を際立たせようとしたが、支持は広がらなかった。
「メディアへの注文でもあるが、IRの問題点をどれほど伝えきれたか」(谷口氏)
「カジノ・IRが争点になりきらなかった。何度もテレビ討論があったが、真正面から取り上げられなかった」(北野氏)
会見ではメディアへの恨み節も口をついた。
在阪の経済人らが「非維新」の受け皿として立ち上げたアップデート。もとより選挙のノウハウは持ち合わせていない。長く自民市議団の中心メンバーだった北野氏を担いだこともあって、寄り合い所帯を束ねる「盟主」の役割を期待されたのが自民だった。
しかし谷口氏はこれまでの言論活動で自民政権をたびたび批判しており、そんな谷口氏を推すことに当初から党員の反発は少なくなかった。
IR自体、政権与党が推進してきた政策。アップデートの両候補がIR誘致反対を訴えるほど中央との距離感も広がった。選挙戦では自民の一部議員選候補者が、IRの代替案として唐突に「ディズニーリゾート誘致」を言い出すなど、組織として統率が取れているとは言い難い状況。ダブル選のみならず、同時に行われた府議・市議の両議員選でも過半数をうかがう維新との差は開くばかりだった。
谷口氏は「男性型の選挙に女性が参入するハードルがある。被選挙権を行使した女性は全員尊敬します」と語り、会見場を後にした。
「女性参入にハードル」なんかじゃないと思うがな。過去に太田房江氏が務めていたわけだし。問題なのは政治に無関心な大阪府民の問題だろう。ここが改善されない限りは大阪は成長に転じず、衰退の道を歩むことだろう。大阪府民はドMが多いのか?
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