東京都医師会「新規陽性者、発表より多い」 医療は「相当ひっ迫」
2023/1/10(火) 20:39配信 朝日新聞デジタル
東京都医師会は10日の記者会見で、都内の医療提供体制について「相当逼迫(ひっぱく)している」との認識を示した。新型コロナ以外の患者への対応や医療従事者不足などが重なっているという。また、陽性の場合は自主検査の上、自身で登録する仕組みになっていることから「発表されている数より多くの新規陽性者がいる」と指摘した。
都は、コロナ患者用に確保した都内の病床を7291床としており、10日時点の病床使用率は55・5%となっている。しかし都医師会によると、人手不足などで即時使える病床は6112床にとどまり、空き病床には地域差もあるという。
都内で救急搬送時に受け入れ先が5施設以上見つからないなどの事例は、9日は344件に上った。都医師会の猪口正孝副会長は「入院の医療機関が見つからない状況に陥っている」と話した。
一方、都内では第7波で主流だった「BA.5」の割合が減少し、複数の変異株への置き換わりが進んでいる。尾崎治夫会長は「多種類の株が同時に増えており、何に置き換わるか混沌(こんとん)としている」と指摘。そのうえで、新型コロナの感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類」へ引き下げる議論について「第8波が落ち着いた段階で、ふさわしい分類を考えていくことが必要」と強調し、早急な引き下げには慎重な姿勢を示した。(本多由佳)
コロナ感染で医療ひっ迫しているのは東京だけではない。地元宮崎でも先日のラジオ放送では病床使用率が56%まで増えてきているので、国は地方にも潤沢にお金を出してあげてほしい。医療従事者も毎日大変なんだから、特別にボーナスくらい出してあげてやれよ。
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