「ロンギヌスの槍」の製作、最終工程へ【宇部】
2023年09月12日 12時40分 宇部日報
「まちじゅうエヴァ」の目玉事業
宇部市は「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾」の目玉事業として、アニメ作品の中に登場する武器「ロンギヌスの槍(やり)」のレプリカを常盤公園の彫刻の丘(野外彫刻展示場)に設置する。製作を請け負った宇部スチール(山根久雄社長、小串沖の山)では現在、鋳型から槍を抜いて磨きを掛けている。最後に塗装して仕上げ、10月6日の除幕式でお披露目する。
市出身の庵野秀明監督が手掛けた「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズにちなんだ企画。第3弾となる今年は10月6日~来年1月8日に開催し、特別展示や恒例のまちじゅうエヴァグルメフェアが繰り広げられる。
ロンギヌスの槍はエヴァシリーズに登場する最重要ツール。高度な鋳造技術を持つ同社がレプリカ製作を市に提案し企画が実現した。20~30歳代の若手社員が中心となって製作を進めている。
本体がらせん構造で先が二股に分かれている槍のデザインを忠実に再現。全長が7㍍を超える特大サイズで、重さは1㌧にもなる。地産地消にこだわり市近郷で調達した廃自動車のボディーなどの鉄スクラップを材料に、1500度の高温で溶かし鋳型に流し込んだ。
6月に試作品が完成すると、プロジェクトを監修する企画会社とも協議を重ねて、より刃物感を出したり、らせんの形状にも工夫を凝らすことに。8月からレプリカの製作に取り掛かり現在、ほぼ半分の工程を終えた。グラインダーで磨き上げ、最後に塗装する。
プロジェクトの広報を担当する梅﨑直大さん(鋳造営業部)は「地面に刺す形で展示されるので強度を出すのに苦労した。製作過程の動画などをSNSで公開し、ものづくりの魅力を発信していきたい」と話した。
エヴァで登場するロンギヌスの槍。キリストを処刑されたときに使われた槍だと記憶しているが、宇部市が地元の庵野秀明監督の手がけた企画だったとは!ゲームではペルソナ2罰での聖槍騎士団をイメージしてしまう。この槍を使って悪政を働く自民党にトドメを刺してほしいものだ。
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